消費量がおかしい-まとめ [太陽光発電について]
消費量表示についてまとめておきます。
(カテゴリーまとめの意味もあって)
東京電力からの1ヶ月の検針結果を見て、
ちょっとおかしい事に気が付きました
日々モニターから読み取った数値をExcelで記録しているのですが、
検針期間と同じ、1月8日~2月7日までの電力消費量合計は、
434kWhでした。
それに対し請求は、
1,041kWhと、
その差607kWhです
誤差とか「あくまでも参考です」とかいったレベルの差ではありません
設置業者に確認したところ、
・給湯器(我が家は電気温水器)の消費量が含まれていない(非表示)
・非表示の原因は配線方法
・配線方法は一般的(メーカー推奨)で、欠陥工事ではない
・表示させる事も可能なので、表示出来るよう配線を変更する
・どこの家庭でも可能な訳ではなく、物理的な条件がある
という事です。
これは太陽光発電メーカーに由来する問題ではないので、
モニターで表示される消費量と、請求書の使用量との間に、
給湯器(蓄熱暖房等)の使用量分くらいの差がある方は、
一度設置業者に確認してみてはいかがでしょうか
・配線方法は一般的(メーカー推奨)とは、
どのような配線方法だったのでしょうか?
下図は、
契約アンペアによって基本料金が変動する契約(東京電力等)の
オール電化住宅の配線図です。
太陽光発電システムは入っていません。
今回の話しは、上図の配線になっているお宅が該当となります。
※給湯器がメインブレーカーより前に配線されているお宅
非オール電化住宅との大きな違いは、
給湯器である電気温水器orエコキュートがあり、
メインブレーカーより前に配線されている事です。
仮に、IHクッキングヒーターと同様に分電盤から給湯器が繋がっていた場合、
メインブレーカーは100A以上必要になり、(通常は60A以下)
電気の基本料金が高くなってしまいます。
で、今回の太陽光発電システムですが、
システムそのものは分電盤以降に配線されますが、
発電量や消費量等のデータ取得するモニターは、
図の緑配線に接続する事をメーカーは推奨しているそうです。
※三洋等の無線タイプのモニターは送信ユニットが接続されています
そうすると、給湯器の消費量を取得する事が出来ません。
もし、給湯器の消費量もキチンとモニターで表示されているのであれば、
図の青配線に接続されていると思われます。
青配線に接続する方がどう考えても自然に思えますが、
なぜ緑配線に接続しているのでしょうか
まず、モニターから各家庭の配線へ接続するケーブルは、
発電システムに付属している物であって、
工事担当業者が用意する物ではありません。
このケーブルの長さは限度があり、あまり長くありません。
そしてメーカーとしては、分電盤の頭(緑配線)に接続する事を推奨しています。
給湯器は、基本的に屋外設置の為、給湯器のブレーカーがどこに設置されているかは、
各家庭の現場を確認しないと把握出来ません。
従って、モニターから青配線までの長さを予め予測する事が出来ないのです。
という事で、給湯器の消費量をモニターで把握する為には、
給湯器ブレーカーが以下のどちらかの状態になっている必要があります。
①分電盤以降に接続されている
②分電盤のすぐそば(ケーブルの許容範囲内)に接続されている
我が家は②に該当していたので、
配線を変更してもらう事が出来そうです。
ちなみにメーカーとしては、
住宅によっては今回のような状況になる事を予測しているらしく、
そうなる場合は、予め説明するよう設置業者に指導しているそうです。
そして、決して欠陥工事ではないとの事です。
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詳しい解説、とても勉強になりました☆☆☆
ありがとうございます。
うちの配電盤みたら、エコキュートの200Vの専用配線が、別枠でついていましたが、メインブレーカーの下に
入っているように見えました。
うちの場合はどういう問題なのか、
電気屋さんにまだ聞いてません(^^;)
聞いたら、ブログで書こうと思います。
多分、しばらく先になると思います。
by さちこ (2010-02-15 10:19)
>さちこさん
我が家だけの確認なので、別のお宅もどうなっているのか、私も気になるところです^^;
by AYA (2010-02-15 18:11)